保土ケ谷公園で花木の鑑賞を!

2025年2月5日水曜日

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 保土ケ谷公園は神奈川県立都市公園で唯一の運動公園であり、様々なスポーツの名勝負の舞台となってきました。今回はスポーツだけではない本公園の魅力を皆様に知っていただきたく、園内の四季を彩る花木(ウメ、サクラ、イチョウ等)にスポットをあてて紹介します。
今回、長年にわたり園内の樹木調査・管理アドバイスを行っていただいている樹木医の内藤研二さんに、「かながわの花の名所100選」に選定された梅園や、園内のおすすめ修景スポットについてお話を伺いました。
第16回花とみどりのフォトコンテスト 神奈川県観光協会賞 
「いつもの散歩道」 保土ケ谷公園
小嶋 典生


紹介してくれた方

A.F.A樹芸21 内藤 研二 様

活動内容

〇所属 
  • 日本樹木医会神奈川県支部
  • 樹木医学会 等
〇主な活動状況
  • 神奈川県、横浜市・様々な機関から、指導員や講師を委嘱され講演活動を実施。
  • 県内の道路・大学・ゴルフ場等、多くの樹木診断や治療等を実施。
  • (公財)神奈川県公園協会の「グリーンサポート事業」の特別指導員として、2003年から県立都市公園の樹木調査やアドバイス等を実施。
〇保土ケ谷公園との関わり
 上記の「グリーンサポート事業」の一環として、公園内の樹木診断を行っているほか、保土ケ谷公園にある梅園のウメの管理の相談対応を行っています。また、保土ケ谷公園で2月に開催される梅まつりでは、樹木等の各種相談ができる「樹木相談コーナー」において、来園者様の樹木に関する相談に対しアドバイスを行っています。
梅まつりの様子
梅園のウメ


推しスポット

梅園

〇保土ケ谷公園の梅園の特徴
 ウメの品種が約40種と多く、花期が長く1月下旬から3月中旬まで楽しめます。また植栽面積が広く、梅園内の立入制限をしていないため多くの方が間近で鑑賞できることが魅力だと思います。
〇梅園の課題
 しかし、梅園内のウメは密集して植栽されているため、花芽の位置が高く成長しています。そのため、花芽の位置を下げるための嵩下げや樹形を整えるなど鑑賞を意識した手入れを行う必要があります。また、ウメもだいぶ歳をとっているため、元気のないウメは状態に応じて更新することを検討する時期にきていると思います。
〇地域にとっての保土ケ谷公園の梅園の役割
 開花時期には多くの方が観梅に訪れ、中にはウメのファンもいます。引き続き、自然の中で安らげる場、春を感じることができる場で在り続けてもらいたいと思います。
 また、毎年開催される梅まつりでは、地域の方々による演奏やダンスなどのステージや、昔遊びなども楽しめます。活動・交流の場にもなっており、地域に根付いた伝統行事として継続していただきたいです。
梅まつりステージ
多くの方でにぎわいます
毎年2月の第4土曜日は梅園周辺で梅まつりを開催しています。次回は令和7年2月22日(土)を予定しています。地域の方々によるステージ、昔あそび、模擬店等もお楽しみいただけます。ご来園お待ちしております。

梅まつりについてはこちらから

その他おすすめの花木

サクラ

 園内に10種以上のサクラが植栽されており、ウメ同様、開花時期を長く楽しめます。
 特におススメするのが池流れ周辺の河津桜です。流れのせせらぎを聞きながら鑑賞することができ、さらには河津桜をより引き立てるようユキヤナギも咲き、彩のコントラストが楽しめます。
 また、硬式野球場周辺のソメイヨシノは、開花時期にもよりますが高校野球春季大会を見守るように咲き誇り、野球と花見を楽しめる贅沢な空間になっていると思います。
河津桜
ソメイヨシノ

イチョウ並木

 公園中央の市道沿いなどを彩るイチョウ並木は、秋の深まりとともにカメラを片手に多くの来園者で賑わいます。
 美しい紅葉に加え、緩衝緑地としての防災機能を有するこの並木は、広域避難場所に指定されている保土ケ谷公園に欠かせない存在です。黄金色の木々たちが、地域を彩りながら災害から守ってくれています。
 このような視点で紅葉狩りをしていただけると、また違った魅力を感じていただけると思います。
イチョウ
見ごろの時期
主な花などの見ごろ
サンパチェンス
アジサイ
ヒマワリ

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